イラストレーターで印刷物を作成する際に、トンボというものをご存知でしょうか。トンボとは、印刷物を切り出す際に必要な余白のことで、プリンターが印刷できる範囲よりも少し広めに設定されます。トンボを作成することで、印刷物を正確に切り出すことができます。本記事では、イラストレーターでトンボを作成する方法や注意点について解説します。データの注意点はこちらから
トンボとは
トンボとは、印刷物を切り出す際に必要な余白のことです。トンボは、プリンターが印刷できる範囲よりも少し広めに設定され、印刷物を正確に切り出すための目印として利用されます。
イラストレーターでトンボを作成する方法
イラストレーターでトンボを作成する方法は、以下の手順で行います。
Step 1. ドキュメント設定
「ファイル」メニューから、「新規作成」を選択して、ドキュメント設定を行います。ここで、使用するプリンターや印刷物のサイズ、色モード、解像度などを設定します。
Step 2. トンボの設定
「ファイル」メニューから、「トンボと余白」を選択して、トンボの設定を行います。ここで、トンボのサイズや位置を設定することができます。
Step 3. トンボの表示
トンボを表示するためには、「表示」メニューから、「トンボ」を選択します。トンボが表示され、印刷物の切り出し範囲がわかります。
Step 4. ファイルの保存
トンボを設定したら、「ファイル」メニューから、「保存」を選択して、ファイルを保存します。
トンボの注意点
トンボを作成する際には、以下の点に注意する必要があります。
・トンボの位置
トンボの位置は、印刷物の切り出し範囲を示すために必要です。トンボの位置がズレていると、印刷物が正確に切り出せない場合があります。
・トンボの色
トンボは、通常赤色や青色で表示されます。トンボの色は、プリンターで印刷されないため、印刷物の最終イメージには影響を与えません。ただし、トンボの色が印刷物と同じ色である場合、トンボが印刷物と混ざってしまい、切り出しの際に不具合が生じる可能性があります。そのため、トンボの色は、印刷物とは異なる色に設定することをおすすめします。
・トンボの幅
トンボの幅は、プリンターの設定や印刷物の大きさによって異なります。トンボの幅が狭すぎる場合、切り出しの際に印刷物が切り取られてしまう可能性があります。一方、トンボの幅が広すぎる場合、余計な余白が生じてしまい、印刷物が見栄えが悪くなる可能性があります。そのため、トンボの幅は適切に設定することが重要です。
・トンボを含めたデザインの作成
トンボは、印刷物の切り出し範囲を示すための目印であるため、トンボを含めたデザインの作成が必要です。デザインを作成する際には、トンボの位置や幅を考慮してデザインを作成することが重要です。
まとめ
イラストレーターでトンボを作成する方法や注意点について解説しました。トンボは、印刷物を正確に切り出すための目印であり、印刷物を作成する際には必要不可欠な要素です。トンボの位置や幅を適切に設定することで、印刷物を正確に切り出し、美しい仕上がりを実現することができます。また、トンボの色は印刷物と異なる色に設定し、トンボを含めたデザインの作成も必要です。正確なトンボの設定を行い、美しい印刷物を作成しましょう。