■今回の印刷面白話は…競技会場やコースを飾るバナーは●●印刷です
熱戦が繰り広げられる競技会場の多くは、デジタル印刷で飾られています。
ここでは近年、普及が目覚ましいデジタル印刷の歴史や仕組み、用途について解説していきましょう。
デジタル印刷は、従来の印刷では考えられなかった分野まで用途を広げているのです。
熱戦が繰り広げられる競技会場の多くは、デジタル印刷で飾られています。
ここでは近年、普及が目覚ましいデジタル印刷の歴史や仕組み、用途について解説していきましょう。
デジタル印刷は、従来の印刷では考えられなかった分野まで用途を広げているのです。
日本勢の活躍が期待される、パリ・オリンピックが間もなく開幕します。セーヌ川やエッフェル塔など、パリならではの名所で競技がおこなわれるとか。ベルサイユ宮殿での馬術競技などワクワクしますが、あわせて会場をいろどるバナーにも注目してください。
バナーとは大会やスポンサーの名前入りの大きな幕のことです。LEDディスプレイが用いられることも増えたとはいえ、多くがデジタル印刷により作られています。
横長のバナーは横断幕、縦長のものは懸垂幕とも呼ばれており、たとえばサッカーの試合ではピッチを囲むように飾られています。
バナーに用いられるデジタル印刷最大の特徴は、版がいらないところです。データを紙などに直接印刷するのです。
たとえば凸版印刷では、版に浮き彫りにされた箇所にインキがのって紙などに転写されますが、デジタル印刷には版が存在しないのです。
判を用いる凸版や凹版、オフセット、シルクスクリーンを有版印刷と呼ばれることに対して、判を用いないデジタル印刷は無判印刷とも呼ばれています。
デジタル印刷の主なメリットは次の3つです。
コストがかからない
時間がかからない
可変印刷できる
版がいらない分コストを節約できるのが、デジタル印刷の1つ目のメリットです。版代は印刷するもののサイズにより上下しますが1色につき3,000円~3万円、フルカラーなら1万2,000円~12万円くらいかかるので、印刷する枚数が少ないほど版代を割高に感じるでしょう。
版を作る時間を節約できるのが、デジタル印刷の2つ目のメリットです。製販には1日くらいかかるので、データをすぐには印刷できません。一方でデジタル印刷は、データがあればすぐに印刷できてしまいます。
版を作って印刷しないので、データに応じた印刷ができます。たとえば社員や顧客のデータがあれば、同じフォーマットを用いて名刺や宛名の印刷もできるのです。可変印刷はバリアブル印刷とも呼ばれています。
これらデジタル印刷のメリットは、データさえあれば必要なときに必要なだけ(オンデマンド)印刷できることとも言い換えられるでしょう。
多ロットに弱いことが、デジタル印刷のデメリットです。「コストがかからない」「時間がかからない」というのは小ロットの場合に限ります。たとえば数1,000枚の印刷となると、オフセット印刷にはかなわないかもしれません。
言い換えれば小ロットの印刷なら、デジタル印刷の独壇場になります。
デジタル印刷で最も身近なものは、PCなどに接続するインクジェット式でしょう。少量のインクを紙などに吹き付けて印刷するもので、お家にあるという方も多いはずです。
またオフィスやコンビニにあるトナー式のものも、身近なデジタル印刷です。
インクジェット・プリンターを用いたデジタル印刷は、さまざまな用途で活躍しています。たとえば街中にある写真入りの看板のほとんどは、インクジェット・プリンターで印刷したものです。
大判印刷ができるインクジェットプリンターで出力したものを、何枚も貼り合わせて大型の看板に仕上げます。
冒頭で触れた競技会場のバナーも多くがインクジェット・プリンターで作られますが、こちらは少し特殊です。紙ではなく布に印刷するので、用いるインクの主成分は布用の染料です。
同様の手法は店頭ののぼりやタペストリー、ドーム球場の大型看板、ライブのステージの背景などに使われています。布製なので大きなものが必要な場合、工業用のミシンで何枚も縫い合わせて1枚の製品に仕上げています。
低コスト・短納期に加えて仕上がりの美しさから、デジタル印刷はあっという間に普及しました。ポスターに加えて看板やタペストリー、バナーの多くは、よりあざやかに街をいろどっています。
「ABポスター」は、最新のインクジェットプリンターを用いたデジタル印刷の会社です。低コスト・短納期というメリットはそのままに、ポスターやタペストリーなどの印刷をおこなっています。数枚から数10枚の小ロットはもちろんのこと100枚以上も承っております。お気軽にお問い合わせください。
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