ACADEMIC POSTER GUIDE 初めての発表にも

学会発表の
準備ガイド

要項を読んだら、何から始める?
サイズ確認からデータ作成、公費払い、
会場で受け取るまでを順番に。

最初の一歩は、発表要項の確認。
ポスターの寸法・掲示方法・搬入日を控えましょう。

文章・表・グラフを編集できる見本方法・条件・結果のグラフ・考察を配置した研究発表ポスターの架空データによる見本
研究ポスターのレイアウト見本。氏名・所属・数値・研究内容は架空の例です。PowerPointテンプレートを見る →

01 発表要項・サイズを確認

「A0でよいはず」と決めず、参加する学会の指定を確認します。

作成前に控える6つのこと

  1. ポスターの仕上がり幅 × 高さ
    単位がmmかcmか、縦向きか横向きかも確認。
  2. 演題番号・タイトル欄の扱い
    主催者が用意する部分と、自分で印刷する部分を区別。
  3. 所属・著者・COI等の指定
    利益相反、倫理審査、謝辞、指定ロゴの有無を確認。
  4. 掲示方法・素材の条件
    ピン、テープ、パネルなどの指定と、防炎素材が必要かを確認。
  5. 貼付・発表・撤去の日時
    発表日時と貼付開始日時は別に控えます。
  6. 搬入先・荷受け可能な期間
    会場の住所と、受取担当・荷札・締切も確認。
発表要項の寸法図を見ながら確認
演題番号欄 主催者が用意する場合あり
自分が印刷する範囲
演題名・著者・所属
背景・目的

方法・条件
結果・図表

考察・結論
寸法のない説明用の図です。掲示ボード全体と、印刷するポスターのサイズが同じとは限りません。
仕上がりサイズ・データサイズ・掲示可能サイズを分けて確認。

注文するのは完成品の「仕上がりサイズ」です。塗り足しを含むデータの大きさを、そのまま注文サイズにしないようにしてください。

02 PowerPointで作成する

最初にスライドサイズを設定し、1枚のポスターを1スライドで作ります。

1

サイズと縮尺を設定

Windows版の例は「デザイン」→「スライドのサイズ」→「ユーザー設定」。幅と高さをcmで入力します。メニュー名は版によって異なります。

2

図表と文章を整理

背景・目的 → 方法・条件 → 結果 → 考察・結論の順に。図表には軸・単位・凡例・条件を付け、重要な結果を読み取りやすくします。

3

PDFを書き出して確認

保存・エクスポートからPDFへ。ノートや配布資料ではなく、印刷するスライドを出力します。PDFを開き直し、文字・図・ページ数を確認します。

仕上がりサイズを基準にした設定例(幅 × 高さ)
注文する仕上がりPowerPointの入力例入稿時に伝えること
A0:841 × 1189mm84.1 × 118.9cm(原寸)A0・原寸データ
A1:594 × 841mm59.4 × 84.1cm(原寸)A1・原寸データ
900 × 1200mm90 × 120cm(原寸)幅900 × 高さ1200mm
900 × 1800mm45 × 90cm(1/2縮尺)幅900 × 高さ1800mmへ、縦横200%
長いポスターは、縮尺をそろえて作成します。

PowerPointの幅・高さの上限は各142.24cmです。上限を超える場合は縦横とも同じ比率で縮小して作り、注文時・入稿時に最終仕上がり寸法と縮尺を明記します。1/2縮尺では文字・画像も2倍に拡大されるため、最終サイズでの読みやすさと画像の細部を確認してください。

Microsoft公式:スライドサイズの変更 ↗

塗り足しは任意。新規なら合計2mmを推奨。

仕上がり実寸のデータも受け付けます。新規作成時は幅・高さをそれぞれ仕上がりより合計2mm大きくすることを推奨します。均等なら各辺1mmです。

  • A1:596 × 843mm
  • A2:422 × 596mm
  • B1:730 × 1032mm

重要な文字やロゴは、仕上がり線から5mm以上内側に。推奨データ端からは6mm内側です。1/2縮尺では余白寸法も半分にします。

トンボは付けないことを推奨します。すでにトンボが付いているデータもそのまま受け付けます。

PDFにする前と後、両方を確認。

  • 著者名・所属・演題番号、共著者の最終確認。
  • グラフの軸・単位・凡例、図表の説明。
  • 文字化け、文字の欠け、図の重なり。
  • 写真は元の画像を使用し、強い画像圧縮を避ける。
  • 不要なスライド・ノート・コメントを含めない。

画面と印刷物では色の見え方が変わります。色の違いだけに頼らず、線種・記号・ラベルも併用しましょう。

ABポスターでは色校正・文字校正・レイアウト校正は承っていません。内容は入稿前にご確認ください。

文章・図表入りの編集用見本も使えます。

方法・測定条件・結果のグラフ・考察を含むPowerPointテンプレートを用意しています。研究内容・数値はすべて見本。ご自身の研究に差し替え、指定寸法に調整してください。

従来の学会専用テンプレートはリニューアル中です。編集用の研究ポスター見本は、別の無料テンプレート一覧で公開しています。

編集用テンプレートを見る →

03 見え方・移動で用紙を選ぶ

文字・写真の見せ方と、会場までの持ち運び方から選びます。

文字・図表中心

厚手マットコート紙

光沢を抑えた用紙。研究の文章や図表を落ち着いた印象で見せたいときの候補です。

仕様・料金を見る →
写真をしっかり見せたい

光沢紙・半光沢紙

写真が多い場合の候補です。会場照明の映り込みも考え、光沢と半光沢を比較します。

用紙8種類を比較する →
移動・素材条件も重視

防炎クロス

持ち運びを考えたい場合の候補。会場の防炎指定と掲示方法を確認し、扱い方は注文前にご相談ください。

仕様・料金を見る →
発送時は、折りたたまず丸めて梱包します。

通常のポスターは、四角い断面の細長い段ボール箱で発送します。パネル加工などは仕様により梱包が異なります。機内持ち込みの可否は、梱包寸法と航空会社の規定を確認してください。

04 公費払い・必要書類を確認

公費払いを希望する場合は、所属機関とABポスターへ早めに相談します。

所属機関の担当者に確認すること

  • 支払い方法と、発注できる担当者。
  • 見積書・納品書・請求書の宛名、部署名。
  • 必要な日付・書式・原本の要否。
  • 発注書・検収書・取引先登録の手続き。
  • 予算・締め日・支払期限と、立替の可否。

経理用の書類の宛名と、会場・ホテルで受け取る人の名前は分けて整理します。

ABポスターへの相談で伝えること

大学・官公庁などの公費払いにも対応しています。法人の請求書払いに準じた手続きとなり、事前の相談・審査が必要です。利用や期限は事前にご確認ください。

相談文の記入例

「公費支払い希望。所属は○○大学○○研究室です。見積書・納品書・請求書が必要です。ポスターは幅900×高さ1200mm・1枚、○月○日までに受け取りたいです。指定書式・支払条件は別途お伝えします。」

所属名・日付・寸法は説明用の例です。審査には通常数営業日程度を要するため、発表直前の依頼は避けてご相談ください。

05 会場・宿泊先への配送を準備

送付先が決まったら、先方に「受け取れる条件」を確認します。

会場で受け取る

学会事務局・会場へ確認

  • 参加者個人宛の荷物を受け取れるか。
  • 荷受け可能な日付・時間帯と、保管場所。
  • ホール・部屋・演題番号・受取担当者。
  • 会場指定の搬入票・荷札・貼付位置。
  • 早着した場合や不在時の取り扱い。

開催日だけでなく、荷物を受け取れる期間を具体的に控えます。指定の荷札がある場合は、ポスター印刷用データと区別して注文前にご相談ください。

宿泊先で受け取る

ホテル・宿泊施設へ確認

  • 宿泊者宛の事前配送を受け付けているか。
  • 宿泊予約名・チェックイン日との照合方法。
  • 受け取れる期間、サイズ制限、保管条件。
  • 住所・施設名・フロント等の宛先と電話番号。
  • 宿泊者本人が荷物を受け取る手順。

ホテルごとに条件が異なります。施設へ確認したうえで、受け取り可能な国内の住所をお届け先に指定します。対応可否に迷う場合は注文前にご相談ください。

宿泊先の宛名を整理する例・架空の記入見本
住所・施設
[確認した郵便番号・住所] ○○ホテル フロント気付
受取人
[宿泊予約と同じ氏名]様 / ○月○日チェックイン
電話・希望日
[施設に確認した電話番号] / [荷受け可能な到着希望日]

実際の記載方法は施設の指定を優先。施設名だけで送らず、受取人を特定できる情報をそろえてください。

当日発送は、翌日到着や開場時刻の到着を保証するものではありません。

学会用紙8種類の加工なしポスターは16時までのご注文・データ確認完了で当日発送の対象ですが、加工・枚数・データ不備・決済確認・繁忙期などで異なります。地域・サイズ・支払い方法による条件は送料・お届け日数の案内も確認してください。厳密な受取時刻がある場合は、余裕のある受取方法を事前に相談します。

ご注文後に配送先や日程の変更が必要になった場合は、注文番号を用意してお電話ください。

06 学会発表の準備チェックリスト

印刷前にひとつずつ確認。チェック状態は、このブラウザに保存できます。

0 / 20 項目を確認

この端末・ブラウザ内の保存です。別の端末とは共有されません。チェックだけで注文・入稿は行われません。

要項・サイズ
データ作成
商品・公費払い
配送・受け取り
注文・入稿

公費払い・指定荷札など利用しない項目は、不要であることを確認してチェックしてください。進捗はご自身の確認用です。印刷・発送の完了を表すものではありません。

準備ができたら、注文して入稿

1 ご注文

用紙・仕上がりサイズ・枚数を指定し、支払い方法・お届け先を確認。

2 注文番号の確認

注文確認メールを保存し、注文番号と入稿用URLを確認。

3 データの入稿

最終PDFを送り、印刷寸法・枚数・縮尺を明記。送信完了まで確認。

印刷データは1原稿2GBまで。WEB入稿は1回最大10ファイル・合計2GB(2,048MB)までです。メール添付は1通3MBまで。大容量の場合は、外部転送サービスのURLと注文番号を data@abposter.jp へ送る方法もあります。

学会準備のよくある質問

学会ポスターはA0で作ればよいですか?

A0は選択肢のひとつですが、学会ごとに指定が異なります。発表要項で、幅・高さ・向きと、演題番号欄・タイトル欄の扱いを確認し、実際に印刷する範囲を決めてください。

サイズ確認の手順へ ↑
高さ180cmのポスターをPowerPointで作れますか?

PowerPointの幅・高さの上限は各142.24cmのため、180cmの高さは1/2などの縮尺で作ります。幅900×高さ1800mmなら45×90cmで作成し、仕上がり900×1800mm・縦横200%と明記して入稿します。原寸へ拡大したときの文字と画像も確認してください。

サイズ入力例へ ↑
大学の公費で支払うとき、何を準備しますか?

所属機関に必要書類・宛名・指定書式・支払条件を確認し、「公費支払い希望」とABポスターへ事前にご相談ください。公費払いは請求書払いに準じ、審査が必要です。発注書や検収書が必要な場合もお知らせください。

公費払いのFAQへ →
学会会場や宿泊するホテルへ送れますか?

受取先が荷物を受け付けることを事前に確認し、国内の正確な住所・施設名・受取人・電話番号・荷受け可能な期間をそろえてご相談ください。会場の搬入票やホテルの予約名など、施設ごとの指定も確認します。施設・配送条件により対応できない場合があります。

会場・宿泊先への配送準備へ ↑
当日発送なら、学会の翌朝に必ず届きますか?

当日発送と到着日は異なります。商品・サイズ・加工・決済方法・配送地域などで条件が変わり、翌朝や開場時刻の到着を保証するものではありません。使う日と荷受け期間を添え、余裕を持った受け取り方法をご相談ください。

送料・お届け日数を確認 →

内容・参照先の確認日:2026年11月3日。学会ポスター印刷・公費払い・イベント納品の既存案内を基にまとめています。学会・所属機関・受取施設ごとの条件は、各担当先へご確認ください。