印刷データを作成するときに目にする「dpi」。ABポスターでは、サイズや用紙、カラーモードにかかわらず、仕上がり原寸で150dpiを推奨しています。この記事では、解像度の意味と入稿前の確認方法を解説します。

dpiの概要


dpiは「dots per inch」の略で、1インチ(2.54cm)あたりのドット数を表します。画像の画素密度を表す単位はppiですが、印刷データの案内ではdpiと表記されることも多いため、この記事でも入稿画像の解像度をdpiでご案内します。

印刷物と解像度の関係


写真の細部をどこまで表現できるかは、元の画像の画素数と、印刷する大きさに関係します。同じ画像を大きく引き伸ばすと、仕上がり時の解像度は下がります。解像度の数値だけを上げても、元の画像にない細部が復元されたり、色が鮮やかになったりするわけではありません。

dpiを理解するための4つのポイント


解像度を適切に設定するには、印刷機の性能と画像データの解像度を分けて考えることが大切です。入稿前に確認したいポイントを紹介します。

豆知識1.解像度は高ければよいとは限りません


必要以上に解像度を高くしても、仕上がりが際限なく向上するわけではありません。ABポスターへの入稿画像は、仕上がり原寸で150dpiを目安にしてください。低解像度の画像をソフトで拡大した場合は、数値だけで判断せず、写真や文字の見え方も確認しましょう。

豆知識2.dpiとppiの違い


ppiは「pixels per inch」の略で、1インチあたりの画素数を表します。dpiはプリンターのドット数、ppiは画像の画素密度を表すため、同じ数値をそのまま比較するものではありません。画像編集ソフトでは、印刷する寸法に合わせた画像の解像度を確認してください。

豆知識3.ABポスターではカラーモードを問わず150dpi


ABポスターの推奨解像度は、カラー・グレースケール・白黒のいずれも、仕上がり原寸で150dpiです。文字や細い線は、解像度だけでなく、線の太さや配置も確認してください。

豆知識4.高すぎるdpi設定は印刷データの処理に悪影響する場合も

Illustrator・Photoshopなどで印刷データを作成する時、dpiを高く設定し過ぎると処理が重くなり、作業効率の低下を招くケースがあります。
作業環境にもよりますが、印刷データを開く時間が長くなる・書き出しに時間がかかる・ひとつのアクションのレスポンスが悪くなるなど、スムーズな作業が難しくなるリスクが高くなります。
綺麗な印刷物を希望するあまり、悪戯に印刷データのdpiだけを高くしても意味がないことを覚えておきましょう。

ABポスターの推奨解像度一覧


ABポスターへの入稿では、カラーモードやポスターのサイズによって推奨解像度を変更する必要はありません。いずれも仕上がり原寸で150dpiに統一しています。

カラーモード別の推奨解像度

  • カラー:仕上がり原寸で150dpi
  • モノクロ(グレースケール):仕上がり原寸で150dpi
  • 白黒(モノクロ二階調):仕上がり原寸で150dpi

サイズ別の推奨解像度

  • A4(210×297mm):仕上がり原寸で150dpi
  • A1(594×841mm):仕上がり原寸で150dpi
  • B1(728×1030mm):仕上がり原寸で150dpi
  • その他のサイズ:仕上がり原寸で150dpi

解像度を変更する前に、元の画像を確認しましょう


小さな画像の設定値だけを変更しても、元の画像にない細部は復元できません。画質が足りないときは、画素数が多い元画像に差し替えるか、配置サイズを小さくする方法を検討してください。

画像を配置・拡大した後に、仕上がり原寸で150dpiあるか確認しましょう。詳しい入稿条件はデータ作成ガイドをご覧ください。

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