今回は今話題のAdobeのAI画像生成ツール、「Adobe Firefly」を使って画像編集を行う方法を説明いたします。
今まで手作業で大変だった画像編集がとても簡単になりますので、是非試してみてください。
※Adobe Fireflyを使った画像編集は2023年5月以降にアップデートされた機能になります。Adobe CCをお使いの方はPhotoshopを最新版にアップデートした上でご覧ください。
Fireflyって何? Photoshopで使える魔法のツール
Fireflyは、画像認識とAI技術を駆使したAdobeの新サービスです。Photoshopと連携することで、以下の2つの魔法のような機能が利用できます。
1.生成塗りつぶし
選択した部分をAIが自動で分析し、周囲に調和した画像を生成します。不要な部分を消したり、イメージを拡張したり、自由自在です。
2. 生成拡張
画像の周囲をAIが自動で生成し、キャンバスサイズを拡張します。風景写真のパノラマ化や、人物写真の背景変更など、表現の幅を広げます。
実際のFireflyを使った画像編集方法
実際にこの画像を使って編集をしていきたいと思います。
「コンテキストタスクバー」を表示する。
AI生成には「コンテキストタスクバー」が必要になりますので、「ウィンドウ」→「コンテキストタスクバー」をクリックして、表示させて下さい。
※このコンテキストタスクバーが表示出来ない場合はアプリのverが古い可能性があるのでアプリをアップデートして下さい。
生成塗りつぶしを使って画像の一部を自然に塗りつぶす。
まずは画像の中の一部を自然に塗りつぶす事が出来る生成塗りつぶしを行います。
塗りつぶしたいエリアを「なげなわツール」を使って選択します。
選択したあと、「コンテキストタスクバー」のに「生成塗りつぶし」ボタンをクリックします。
するとこのようにテキストを入力するエリアが出てきますが、まずは何も入れずに「生成」ボタンを押すと周りの画像に合わせて塗りつぶしてくれます。
※Filreflyの利用確認の画面が出てくる事もあるので、その場合は承諾ボタンを押しましょう。
まるで、選択した部分が消えたかのようにみえますが、これはあくまで塗りつぶしなので、レイヤーをみると画像の上に生成された事がわかります。
先程は何も文字を入れずに生成しましたが、ここに何かいれたいものを入力して「生成」するとそのテキストに沿った画像を挿入する事が出来ます。
※全く同じテキストを入れても違う画像が出てしまう場合などもあるので、何度かトライしてみましょう。
また、右側のプロパティパネルに3つほどバリエーションを生成してくれるので、比べてみて、良い画像を使いましょう。
生成拡張を使って画像の外側を自然に作成する。
素材としてもらった画像を調整する際に、どうしても画像の外側を作成した場合などがあるかと思います。そういったこともFireflyを使うと簡単に作成出来ます。
※画像によっては上手く生成出来ない場合もあります。
今回は下記の横位置画像をそのまま縦部分を作成して、縦位置画像に変更してみましょう。
まずは切り抜きツールをクリックします。
その後、切り抜きツールのサイズを調整して、画像よりも大きいサイズにカンバスを広げます。
続いて、コンテキストタスクバーの「生成」ボタンをクリックします。
テキストを入れずにそのまま「生成」ボタンをおすと、画像の内容に合わせて外側を塗りつぶしてくれます。
あっという間に自然な写真が作れました。
外側に違うものを入れたい場合はテキストを入力します。
こちらもテキスト内容によって様々内容が変わりますので、色々とトライしてみて下さい。
FIreflyを使う事で今まで大変だった画像編集がとても簡単になりました!
是非試してみて下さい。