デザイン制作や印刷物に使用する際、手元にある写真の「解像度」が低くて困ったことはありませんか?画質が粗く、引き伸ばすとぼやけてしまう写真は、仕上がりのクオリティに大きく影響します。今回は、Photoshopを使って解像度が低い画像をできるだけ綺麗に見せるための対処法をご紹介します。
1. そもそも「解像度が低い」とは?
解像度とは、画像を構成するドット(ピクセル)の密度を表す数値で、一般的に「dpi(dots per inch)」で表されます。Web用は72dpiでも問題ありませんが、印刷物には200〜350dpiが推奨されます。画像のピクセル数自体が少ない場合、どんなにdpiを変更しても画質が良くなるわけではないので注意が必要です。
2. 解像度の変更方法
Photoshopでは、以下の手順で解像度を変更できます。
少し解像度が低めのこちらの画像を使ってみたいと思います。このような解像度が低い画像をもらうこと、ありますよね。
手順:
- メニューから「イメージ」>「画像解像度」を選択。
- 表示されるウィンドウで「再サンプル」にチェックを入れる。
- 解像度(dpi)やピクセル数を希望の値に設定し、「バイキュービック法(滑らか)」を選んでOK。
ただし、解像度を上げる=自動で画質が良くなるわけではなく、Photoshopが間を補完してピクセルを追加するだけです。そのため、補正には限界があります。
実際、写真は解像度は上がっていますが、全体的にボケたイメージになっています。
3. スマートシャープで輪郭を整える
画像解像度を上げたあとに試したいのが、「シャープ」機能。
特に「フィルター」>「シャープ」>「スマートシャープ」は細部を強調でき、ぼやけた印象を改善するのに有効です。ただし、強くかけすぎるとノイズが目立つので、プレビューを確認しながら調整しましょう。
4. Photoshopのニューラルフィルター「スーパーズーム」を使う
Photoshop(2021以降)には「ニューラルフィルター」というAI機能を活用した画像編集ツールがあります。この中にある「スーパーズーム」という機能を使うとAIにて、低解像度の画像を解析して、自然な形で高解像度の画像を生成してくれます。
使い方:
- 「フィルター」→「ニューラルフィルター」をクリック。
- 出てきたウィンドウから「スーパーズーム」を選択して、右側のスイッチボタンを押します。
- 画像をズームボタンを押す事で解像度が上がっていきます。プレビューを見ながら調整しましょう。ノイズの軽減などを活用すれば自然な形に調整も可能です。
- 完成したら、OKボタンをおせば高い解像度の画像を作ってくれます。
(基本的には「新規ドキュメント」で作ることをおすすめします。)
あとは書き出された画像を適宜編集すればOKです!
5. 最終手段:似た高解像度の画像を探す
どうしても画質が厳しい場合は、類似の高解像度画像を探すのも一手です。Unsplashなどのフリー素材サイトで、代替画像を見つけられるかもしれません。
まとめ
低解像度の画像はPhotoshopを活用すればある程度まで改善可能です。しかし、限界があることも理解し、必要に応じて素材の差し替えも検討しましょう。高品質なデザインを目指すなら、「最初から良い素材を使う」という意識も大切ですね。
よろしければ参考にしてみて下さい。
